陽当りの良い場所なら、太陽光発電を利用しよう!
個人が自宅に設置できて、家庭利用や売電に用いられる発電方式として、太陽光発電が注目されています。太陽光発電は、陽当りさえ良ければ効率的に発電できて、電気料金を節約できるので、特に日照時間の長いエリアにはおすすめと言えるでしょう。地方の平野部だけでなく、都会の低層住居専用地域など日光が遮られにくい環境では、太陽光発電の導入が進んでいます。従来は、太陽光発電の設置費用が高額で敬遠されていましたが、普及とともに設置費用も値下げされ、小規模な個人の居宅でもソーラーパネルを設置するケースが増えてきました。
ソーラーパネルの最適な設置場所
ソーラーパネルの設置場所と言うと、建物で一番陽当りの良い屋根の上が多いと言えるでしょう。しかし、重いソーラーパネルを屋根の上に設置すると、建物の耐久性に影響することがあるため注意が必要です。特に、古い木造住宅などは、耐震性能が低下するおそれがあるため、ソーラーパネルを屋根の上に設置する前に、1級建築士といった建築構造の専門家に相談しましょう。また、耐震性に影響のない頑丈な建物であっても、ソーラーパネルの設置により屋根に開けたネジ穴などから雨漏りする可能性もないとは言えません。屋根の構造を把握した上で、ソーラーパネルの設置場所を決めることが重要なのです。屋根の上に設置した場合のダメージが心配なら、敷地内の陽当りの良い地面にソーラーパネルを置いてみるという選択肢もあります。地面に設置する場合は、パネルが雑草に覆われて陽当りが悪くならないよう、雑草対策を講じましょう。
太陽光発電の価格は、発電容量や設置面積などによって変動します。一般住宅向けの場合は、80万円から100万円くらいが相場となっています。